2020年10月14日水曜日

対面式授業は要らない?

 後期の授業が始まって、対面式とオンラインの「ハイブリッド型」での実施が要請されるようになりました。単に登校を求めるだけでなく新入生の「仲間づくり」の機会を設ける意味でも、対面式の授業が必要だろうと、私もそう思います。

そんな中、2年生の授業(数学)で希望する授業スタイルについてのアンケートを実施したところ、6割以上の学生はオンライン(のみ)を希望しているようです。寒い時期の朝にわざわざ大学に出向くよりは、自室でパソコンに対面していたほうが「楽」でしょうし、実際のところ、対面授業の際に直接私に質問を投げかけてくる学生はごく少数でしたから、教室で教員と時空間を共有することに、彼らはあまり意味を感じていないのかもしれません。

実習室などを除けば、いずれ大学のキャンパスから一般教室は消えて、教材収録スタジオや共有学習スペースとして様変わりするのかもしれません。

2020年8月28日金曜日

時計の狂い

 LTI連携で大福帳.jsをお使いの方から問い合わせがあって、突然「過去に使われた情報が使い回されている...」というエラーが出るようになったとのこと。

調べてみると、LMS側から送られてきたLTIのナンスの時刻が数十分以上も過去のものなっていたため、チェックに引っかかっていたようです。

先方のLMSの時刻設定の狂いを疑い調べていただいたところ、停電でサーバーを落とした際に、時刻設定がずれてしまっていたとのこと。時計を直してトラブルは解消しました。

2020年5月12日火曜日

メールでまたトラブル

マイクロソフトのメールサービスを使っている学校の方から、サインアップのメールが届かないとの問い合わせがありました。ログを調べてみても

relay=xxxxx.mail.protection.outlook.com, .... , status=sent, ...

のように、正常に配送されているように見えます。さらに調べてみると、どうやら、大福帳.js サーバーからの受信を拒否しているのだけれども、エラーは返さない、という仕様のようです。

メールの管理者の方から、ブラックリストの登録解除の依頼を出していただいたところ、じきに、メールが届くようになりました。

備忘録として、「Office 365 スパム対策 IP 除外ポータル」のURLを記しておきます:
https://sender.office.com/

2020年4月26日日曜日

オンライン授業での成績評価

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面のあいだ、授業はオンラインで行うことになりました。当面のあいだ、が、どれくらいの期間になるのか、誰もわかりません。

オンライン授業用の教材を作るのも大変ですが、成績評価をどうやったら良いのか、といった声もよく聞かれます。

通常の定期試験のやり方をそのまま遠隔で実施しようとするのは、明らかに、無理があるように思います。まるで「遠隔囚人監視システム」を構築しようとするようなものです。

一回きりの到達度の評価から、累積的な普段の取り組みの状況へと、評価の軸を変えるほか無さそうですし、そちらのほうが、むしろ教育的ではないかと思っています。




2020年4月5日日曜日

遠隔教育

新型コロナウイルス対応のため、好むと好まざるとに関わらず、殆どの大学で遠隔授業が実施されるようになってきました。私の所属する大学でも、バタバタとその準備を進めているところです。

私が中学生の頃、電子工学に興味があったので、雑誌で見つけた通信教育を申し込んだことがありました。しばらくすると、何冊もの教科書と課題の束が郵送されてきました。熱心に教科書を読んで、課題に解答し、質問も添えて送ったところ、しばらくして、採点結果と質問への回答が本当に返ってきたので、とても興奮したことを今でも覚えています。先生から「とてもよい質問です」とあったのが、とても嬉しかった。今になって思えば、その「先生」は、どこかの大学生のアルバイトだったのかもしれません。

ともあれ、そんな風に、とてものんびりしたペースで学習は進んでいきました。

そんなことを思い出しながら、現代の遠隔授業の要件

「毎回の授業の実施に当たって、指導補助者が教室等以外の場所において学生等に対面することにより、又は当該授業を行う教員若しくは指導補助者が当該授業の終了後すみやかにインターネットその他の適切な方法を利用することにより、設問解答、添削指導、質疑応答等による十分な指導を併せ行うものであって、かつ、当該授業に関する学生等の意見の交換の機会が確保されているもの」(文部科学省告示第百十四号)

を読むと、随分とハードルが高くなったものだなぁ、と思わざるを得ません。通学制ということで、仕方ないのかもしれませんが。