2017年7月20日木曜日

「難しい」派

今期担当している「情報基礎」(130名ほど)という科目で、授業についてのキーワードと、質問や感想を大福帳に書いてもらっているのですが、ぽつりとキーワードだけ、や、感想が添えてあっても「難しい」の一言だけ、という書き込みを毎回繰り返している受講生がぽつりぽつりと居ることに気づきます。

動画等の教材へのアクセス記録を見ると、そういった中には、実質的に「授業に不参加」を決め込んでいる者も少なからず居る様子です。そうした受講者の大福帳への書き込みのパターンが何となくわかってきたので、次年度は、比較的早期に発見して、何か手を打つことができると良いのですが(といっても、特に妙案は無いのですが)・・・

多数の書き込みを「パターン認識」しながらコメントを返していると、だんだんと、自分が「人間AIロボット」みたいになっているような気がします。

2017年7月11日火曜日

「半転」式授業

1年生向けの「情報基礎」という科目で、コンピュテーショナル・シンキングの涵養を目的として、プログラミング演習を交えた授業を行っているのですが、大福帳.js の書込みをみると「難しい」、「よくわからない」とった単語がぽつりぽつりあって、ついて来こられない(あるいはついて来ようとしない)受講生も居るようです。

授業のフレームワークの完全に外側に居る人たちまでケアするのは難しいとしても、熱心に取り組んでどんどん先に行く学生と、そうでない学生とのギャップが広がるのはよろしくないので、毎回、予習用の動画教材を用意して、特に、「難しい」といった内容を書込みに対しては、動画を観てから授業に臨むようにコメントしています。

授業中、全員に予習動画を視聴するように言っているのですが、アクセス記録をみると、実際に視聴しているのは3〜4割程度といったところです。ただ、「動画を観て授業に出たら、ついて来ることができた」といった内容の書込みもあるので、「後続集団」の役には立っているようです。

私には大人数クラス(130名ほど)で反転授業を実施するスキル(とそれを準備する覚悟)はありませんが、「半転」くらいだったら、何とか運用できそうです。