2018年5月26日土曜日

LTI(Learning Tools Interoperability)への対応

MoodleやSakaiなどのLMSと、様々な教材や学習支援ツールとを連携するための標準規格として、IMSという団体が策定しているLTIがあります。遅ればせながら、大福帳.js もLTI 1.1 に準拠した動作ができるように機能を拡張してみました。

利用の流れ(Moodleの場合)は、以下のとおりです:
  1. 大福帳.js にコースを作成しておきます。コースの「アクセス先情報」を開くと、LTIの設定に関係する項目が、ページの最後あたりに表示されます。
  2. Moodleを開いて、「活動」の中から「外部ツール」を追加します。外部ツールの設定に、大福帳.js で表示される内容(URL, コンシューマキー, 秘密鍵)をコピー&ペーストします。
  3. Moodleの受講生が外部ツールをクリックすると、大福帳.js に自動的に接続され、大福帳への記入とコメントの閲覧ができます。
大福帳.js はLTIの仕組みを通じて、Moodleから受講生の情報を取得し、サインアップと大福帳.jsのコースへの登録、ログインを自動的に行います。つまり、受講生にサインアップやコース登録のためのURL(QRコード)を知らせたり、受講生が手続きを行う手間が省けます。

また、大福帳.js は、受講生の書き込みの状況をMoodleの評定に反映させることもできます。現在のところ、(書き込んだ回数)/(授業の全回数) に基づいて点数を計算するようにしています。

詳しくは、大福帳.js の「ヘルプ」を開いてください。