2018年9月29日土曜日

コースへの登録手続きの簡素化

受講生が大福帳.jsを使いはじめるには、サインアップをまず終えてから、コースに受講登録するためのURLにアクセスする必要があります。サインアップ用とコース登録用の2つのURLを通知された受講生の中には、違いが理解できず、混乱する者もいるようです。

そこで、別の方法として、コース毎に6桁の英数字を割り当て、受講者専用のメニューとして新たに「コースへの登録」を設け、その6桁の英数字を入力することで、コース登録が完了するようにしました。Google Classroomでも、同様の手法が用いられているようです。

従来のURL(二次元コード)での登録も引き続き使うことができますので、使いやすいほうをお選びください。

2018年9月21日金曜日

パーソナライズド・ラーニング

大学の執行部が交代して、この先数年間のビジョンが作られています。その内容を見てみたところ、「パーソナライズド・ラーニング(学習の個別化)をはじめとする先進的なICT教育」と書かれた箇所に目がとまりました。

これまでは、教員によってパーソナライズされた内容の授業で、均一な(能力や意欲の高い)学習者が想定されていたものを、これからは、ある意味で標準化されたカリキュラム・授業を、不均一な学習者に対して実施できるようにする、という風に逆転する、ということでしょうか。

大人数授業であっても、多少なりとも学びの個別化を指向できないものかと考え、この大福帳.js をはじめたわけですが、このビジョンの成果が問われる時期までには、対面式の大人数授業そのものがずいぶんと減らされることになるのかな、などと想像しています。

また、その頃には、現代的で高度なICTサービスが整備され、「大福帳」のようなツールが使われる場面があったとしても、その運用の様子は現在とは随分違っていることでしょう。例えば、学生の質問や感想などに、人工知能(の類)が的確にコメントを返してくれれば、教員の負担が軽減されるに違いありませんし、教育改善に繋がるデータがその過程から得られることでしょう。

ただ、そんな仕掛けが用意されたとしても、やっぱり、手書き(手打ち)でコメントを返してみたいような気がするのは、私の脳みそが古臭いせいなのでしょうか・・・