大福帳.js とは全く関係のないトピックですが、勤務する大学のシラバス検索用のサービスを開発したときに思ったことを書き留めておきます。
どこの大学でもシラバス検索用のシステムを提供していると思いますが、それらのほとんどが「SQLデータベース検索システム」を基本骨格にしているように思います。改めていろいろと触ってみると、その設計は業務システム的とでも言いますか、いまどきの学生向けでは無いような印象を強く感じました。
そこで、いつもスマホをいじっている学生達の様子などを思い浮かべながら制作してみたのが、QuickSyllabus (QSL) というサービスです。
今も昔も、ほとんどの学生は、「時間割上、選択可能な科目から無難な線でピックアップ」しているだけで、シラバスなんてきちんと読んでいるはずもなく、こうした取り組みの効果については、自分でもちょっと懐疑的なところもあります。
ただ、動作テストのために、あれこれ検索してみると、案外と大学の授業の様子がわかって、教員側の読み物、としては価値があるように感じました。かなり前からシラバスの内容充実が要請されたり、また、科目自体の多様化に伴って、科目数も増え、「ビッグデータ」とまでは言えないにせよ、シラバスは全体としてかなりのデータ量に膨らんでいます。その点では、読み応えもあります。
ただ、一番興ざめなのは、科目毎に標準化されているシラバスで、教員名と曜日、講時だけが違うリストが並んでいるのを見ると、ちょっと開いてみようという気が削がれます・・・†。
† 私自身、科目の取りまとめ役をしているので、こうした「標準シラバス」を作成して、各教員にそれに沿った記入を依頼していたりして、複雑な心境です。
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