2017年9月25日月曜日

メールの大量送信

サインアップやパスワードのリセットの際に必要なメール送信にこれまでGmailを使ってきたのですが、1日あたりの送信数が500通に制限されていることと、連続的に送信しようとすると拒否されるので、大福帳.js のサーバーにPostfixをインストールし、(ほぼ)送信専用で動かすことにしました。

気がかりなのは、一斉にサインアップした際の負荷もさることながら、送った通知が迷惑メールとして処理されてしまうのではないか、という点です。DNSにSPFレコードは追加してもらったのですが、他にも対策が必要かもしれません。

2017年9月10日日曜日

大福帳の不便益

数年前に、ある研究会に招いていただいて、私がやっている(教育とは全く関係のない)研究を紹介させていただきました。そこで、「不便益」について研究されている川上先生と出会いました。

いまの世の中、効率化や最適化が「善」と見なされ駆動されているわけで、教育とて例外ではありません。eラーニングもそういう文脈で語られることが多いように思います。

それに反して、大福帳というのは、あれこれ手間がかかります。はっきり言って「不便」です。明らかにやる気の無さそうな受講生にも、「なるほど。でも、学んでみようよ」、と、声をかけ続けたりするわけです。

大福帳とは、こうした不便を教員に強いるための装置なのかもしれません。そして、そうした面倒を通じて得られる不便益が、とても大切だったりするのではないかと。

2017年9月4日月曜日

教員からのひとこと

大福帳.js では、受講生の大福帳の右上に教員のプロフィール画像が(もし登録されていれば)表示されるようになっていて、そこをクリックすると、吹き出しで『ひとこと』が現れます。この機能について授業では全く触れなかったにもかかわらず、それを見た受講生から、「授業の度に『ひとこと』の内容を変えると良いのでは」、と提案がありました。

そこで、毎週、気候や私自身の気分などについて、『ひとこと』の中身を変えるようにしてみたところ、大福帳でそれに反応する受講生がじわじわと増えてきました。何でもそうかもしれませんが、小さな「変化」でも、関心を繋ぎとめておく上で重要なのだな、と、実感しました。